ごあいさつ

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『志摩地域医療福祉センター』は志摩半島の先端に位置する志摩市志摩町にあります。同センターは2008年4月1日、志摩市によって開設された、志摩市立前島(さきしま)診療所と志摩市介護老人保健施設 志摩の里から成る組織です。前身は志摩市立国保前島(さきしま)病院であり、前島診療所は前島病院の建物の一部を改装し、志摩の里は新設にて地域医療振興協会が管理委託運営しています。


「地域住民の幸福な生活への支援」を理念にかかげ、現在は予防を含めての日々の生活で生じる様々な健康問題への対応、病気などで生活機能が低下した方への機能回復訓練、在宅療養支援、入院治療が必要ではないが在宅診療では対応困難な比較的医療度の高い患者の施設受け入れを行い、少しでも多くの方が住み慣れた地域で過ごせるよう努力しています。「ヘルスケアと癒しの統合」というジェネラリストの視点から、ケアを吟味してみようと考えています。


 また、特定職種単独よりも多職種協働での問題解決を奨励しており、「様々な問題をみんなで考える」ことで質の高いケアの提供を目指します。このことはスタッフ自身の研鑽にも通じることと考えています。研修にも力を注ぎ、職員自身の振り返りを奨励しReflective Practitionerとしての学習支援を行っていきます。実習生、研修医の学習場所としても整備を進めているところです。


施設づくりに地域住民が参加することで、地域住民が自分たちの『志摩地域医療福祉センター』だと思えるような「地域に開かれた施設」を作り上げていくと同時に、積極的に地域に赴き人々の思いに耳を傾け、地域のニーズを理解していこうと思っております。開設して間もないこともあり、できていることはまだまだ少ないですが、振り返りながら少しずつでも着実に地域に信頼される組織として成長できるよう心掛けていきます。